納品事例NO.19「一枚板のテーブルをお届けしました」

納品事例NO.19「一枚板のテーブルをお届けしました」

府中市のO様宅へ、北海道産ミズナラ材の一枚板をお届けして参りました。

このテーブルの天板は厚みが5cmを越えるほど大胆に製材した、樹齢300年を越える巨木です。

耳の形状もそのまま活かして製作しました。お分かりのようにとてもまっすぐに力強く育ったミズナラです。

ダイニングチェアのデザインに併せて脚も櫓脚で製作しました。

脚を斜めにするとによって強度もアップし、脚の材料も厚みのあるミズナラ材をふんだんに使用しています。

さて先日、北海道へ実際に生息しているミズナラを見に行きました。

材料の名前を知っていても実際何の木なの?っていう方が多いと思います。

 

右と左の2本の木がミズナラです。ツイストしながら1年に数ミリほど太く力を溜めながら育っていきます。

 

この写真のミズナラで直径300mmほどだったので、樹齢200年くらいですが、家具の材料としてはまだ使えません。

 

と言うよりも、広葉樹の木の平均寿命は300年から400年くらいです。

広葉樹は針葉樹と違い、春に葉が生え、秋に紅葉し、冬に葉っぱが落ちます。

寿命が終えると春になっても葉っぱが生えることはありません。

 

実際に製材するのは寿命を終え葉っぱが夏でも枯れはじめたら製材します。

土井木工で使っている木は生きている命を製材はしません。

そして400年の生きた証を家具にして新たな命を吹き込むのが土井木工の使命です。

 

O様写真のご協力ありがとうございました。

↑ページ先頭へ