納品事例NO.6「AUTHENTICITY SOFA BⅡ と 手織りの"ギャッベ"の相性」
2013年になり1月が早くも終盤になり日々の早さを痛感していますが、今年初旬の初お届けは、土井木工の職人の最高の技術を駆使した、オーセンティシティー シリーズのソファBⅡをお届けして参りました。
今ではこの紫色のファブリック「BS-P(パープル)」がAUTHENTICITY SOFA BⅡの代名詞になっていると感じます。
“cotton”や”linen”の自然素材で織られ、手触りもよく、暖かみのあるイタリア産のファブリックです。
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標準ですと、ピロークッションも同じ「BS-P(パープル)」になるのですが、今回はオプションで別ファブリックの「NI-BR(ブラウン)」に変更されました。
この生地は花や草木の刺繍が施されている美麗なファブリックです。
アクセントとなるとともにファブリックを組合わせるだけで高級感が増すのも、ファブリック選びの楽しみであり重要なことかもしれませんね。
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ソファBⅡの裏側はとても複雑な組み手をしています。
ソファ本体の構造を支えるとともに、気持ちいい座り心地を実現するためにファブリックを傾かせるという役割を持っています。
機能と構造の融合したデザインです。
この部材には、府中家具の歴史、すなわちタンスの技術の”蟻組”や”トメ繋ぎ”などが応用されています。
技術継承もタンスだけ作っているのではないのです。
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この度お客様はイランの遊牧民が作る手織りのギャッベの敷物に合うソファを求めてご来店されました。
ソファを納品させて頂くとお使いのギャッベとの相性がぴったりですね。
その理由はギャッベは草木染めで染められておりギャッベの茶色はイラン産のクルミの木で染めています。
このソファBⅡのフレームは、アメリカ産のブラックウォールナットで製作しています。
クルミとウォールナットは同じクルミ科クルミ属の落葉高木で親戚みたいな木ですので相性もぴったりなんです。
ギャッベをお持ちの方はウォールナットの家具はいかがですか?